女たちはなぜ悩み、結婚に夫に不満を抱くのか?理由のひとつとして、今の主婦たちは情報がインプットきれ過ぎているような気がするんです。
僕は自分の考えをいうと、恋愛も結婚も動かないというのが、究極の形じゃないかと思うんですね。 別段、愛の言葉をささやかなくても、愛を行動で示さなくても、それでも愛しているというのが、おたがい信じられればいい。
たとえば、映画。 若い女の子はたいがい洋画しか見ないわけですね。
その洋画では男が始終「君は素敵だ」とささやいて、女を抱き締めている。 中学生くらいから、そういう洋画ばかり見ていると、「男が女を愛するっていうのは、こういうことなのよ」と意識の中に植えつけられてしまうのかもしれない。
だけど、現実は恋愛も結婚も、そんなドラマチックなことって起こらないんです。 特に結婚は洋画のラブロマンスとはまったくかけ離れた世界。

乳幼児でもいれば、ひたすら忍耐の日々。 だから、若い女性は結婚に期待し過ぎないほうがいいし、夫に過度の要求をし過ぎず、ひとりで生きていくより、家族がいたほうが楽しいくらいに考えればいいのではないでしょうか。
この間、新聞の記事で読んだんですが、そこには「人間はものを食べるから戦争が起こる」という根源的な話が書いてあったんです。 つまり、人間はみんな生きていくためにものを食べるわけですが、食べればもっと食べたいという欲求が生まれ、食べ物を獲得するために人間は争うというんです。
それで、今ものを食べない人たちがいるそうなんです。 1日1食しか食事を摂らないで、食事を制限することを推し進めているという。
彼らは食べることを拒否して、最低限の栄養素だけを摂っているという。 そうすると、食事への執着がなくなって、経済的な執着もなくなっていく。
結果的に人間は争いをしなくなり、地球上から戦争がなくなるかもしれない、という話なんですね。 僕が何を言いたいかというと、男と女の関係も同じことなのかなと思うんです。
恋人どうしや夫婦でも、ときめきを求めたり、やさしさを求めたり、愛をもっとほしいと思うと、感情のうねりが起こるわけでしょう?感情のうねりが生じると、そこには波紋が投げかけられるわけでしょう?しかも、いったん波紋が投げかけられると、どんどん波の輪は大きく広がっていく。 自分が求めたり、動いたり、望んだりすることによって、何らかの争いが起こるんです。
そうやって、恋愛して結婚して、悩んだり、争ったり、傷つけ合ったりを繰り返しながら、生きていくのも人生なんです。 だけど、黙っていてもおたがいが大切な存在とわかるようなのも、愛なんだなと思うんです。

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